縞しま螢石。
昔、中国産の蛍石を研磨したペンダントを母が持っていていいなあと思った記憶があります。
その後、アルゼンチン産の蛍石がさらに縞々が明確でいいなあと思っていたのですが
今回入荷したものは、縞しまがたくさんあって透明度もあって鮮明で素敵です。
今回入荷したものは、ほんっとに素敵です。
縞しま!!!!
もとの標本は全く研磨していないので地味なのですが
光に翳すと縞しま!!!
とてもきれいです。
先日、入荷したモロッコの天然(と言って販売されていた)硝子。
販売していた人は、採集者(モロッコ人)が山で採集していると主張。
ミュンヘンショーで買い付けをした日本の業者さんは、謎だけどきれいだし、アクアマリンなんかより安いからと買ってきました。
気泡がたくさん入っているので結晶ではなく、ガラス質なのですが、
硝子を生業としている人、数名に見てもらっても、
「この価格でわざわざ作るかなあ」というし。
自分でも、どうせ作るならば、工芸品みたいなものを作ったほうが高く売れると思うので、
半分はモロッコ人を信じていたりしました。
そこで、それで何かわかるというわけでもないのですが、電気炉に入れてみました。
簡単に作った硝子ならば融けるかもと思ってみたりしたので。
もともとはこんなだったのですが
600度でこんなになっちゃいました。
だいたい500度くらいから変色してきて(透明感が消えて緑がかってきて)600度でこんなの。
硬度も増してしまっているようで、割れません。
実は、もとの水色のものは万華鏡用にいくつか砕いています。
その時より確実に硬いのです。
割れませんが、光に翳すとなんか透けてます。
表面だけ変質したようにも見えます。
次のカフェの時にでも、気合入れて割ってみようと思います。
さらに、何か機会があれば詳しい方に聞いてみたいと思います。
まあ、買い付けてきた業者さんのいうように、
きれいだし安いから・・・・・
壜に入れて光に翳して眺めてみることにします。
深海万華鏡とアラベスク万華鏡。
オブジェクトは簡単に交換ができます。
お持ちの鉱物を入れ替えて眺めるのは結構楽しいです。
交換用のオブジェクトをいろいろセットしてみていましたが、鉱物別にセットしても楽しいかなと思い作ってみました。
まずは3種類。
アクアマリン I
アクアマリンのさざれですが大き目な欠片です。
今回の分だけを万華鏡に入れてみたものです。
透明度や色、形が異なる欠片なので、これだけでも充分、表情があります。
アメシスト I
細かめな欠片です。色が濃いモノ薄いモノいろいろ混ざっています。
今回セットしたアルミ缶分だけを入れた像です。
ラリマー
ラリマーは不透明ですが、光は横から取り入れる万華鏡なのでこんな感じで見ることができます。
粒はそこそこ大きいので、1つの欠片に現れている波か雲のような模様が、面白い表情を作ります。
万華鏡にセットした際は、そのブレンドごとにタイトルをつけて保管しておくと楽しいです♪
来年1月のドールショウ。
参加確定されたら、テーマは 『結晶研究所』 を予定しています。
ステルクララの森の奥、内地との境界となる稜線近くにある施設で、町の人々は「結晶工場」とも呼んでいます。
ここではさまざまな結晶の育成をしたり、構造の研究をしたり、鉱物の自結晶の面の角度を調査したりしています・・・・・という設定。
温室のような研究室にはさまざまな結晶が展示保管されています。
ここでもステルクララアイテムとして仕立てる予定で仕入れたモロッコの硝子。
天然の硝子、とのことです。
モロッコ人がそう主張しているようです。山で採れるらしい・・・・・・
硝子とは非晶質、硝子質のものを指します。
天然のものでは、隕石に因るリビアングラスやモルダバイト、雷に因る雷管石などがあります。
黒曜石も天然の硝子とよんでもいいかもしれません。
たとえば雷管石は、沙漠に落雷があり、雷の走った後、その周囲の砂に含まれる石英が融け、さらに急激に冷えて、雷が通った痕が管のようになっているというものです。
つまり二酸化珪素が融け、急速に冷えて固まれば硝子ができるというわけです。
これが天然の硝子なのであれば、やはり黒曜石と同様に火山岩の一種なのか、謎は残るのですが、
鉱物標本として人工的にこんな硝子を作って販売しようといても、儲けはないと思うのです。
大きな欠片は、鉱物っぽい。
見た目にはアクアマリンの結晶になっていない塊みたいです。
(ただし、アクアマリンよりずいぶん軽いです)
かなりきれいです。
気泡もあります。
このきれいさで鉱物を偽造するならば、いっそのこと美術品としての硝子を作ったほうが高く売れると思うのです。
謎を残したまま、とりあえずきれいなので、これはこれで販売することにします。
大きな欠片はドールショウにて販売。
小さな欠片(真ん中と左)は直径27mm×高さ50mmの標本壜に、ラベルと葉脈だけの葉っぱを添えて(冬の森と氷のイメージ)お届けします。