モロッコ硝子を加熱してみた | 天氣後報

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先日、入荷したモロッコの天然(と言って販売されていた)硝子。


販売していた人は、採集者(モロッコ人)が山で採集していると主張。

ミュンヘンショーで買い付けをした日本の業者さんは、謎だけどきれいだし、アクアマリンなんかより安いからと買ってきました。

気泡がたくさん入っているので結晶ではなく、ガラス質なのですが、

硝子を生業としている人、数名に見てもらっても、

「この価格でわざわざ作るかなあ」というし。


自分でも、どうせ作るならば、工芸品みたいなものを作ったほうが高く売れると思うので、

半分はモロッコ人を信じていたりしました。


そこで、それで何かわかるというわけでもないのですが、電気炉に入れてみました。

簡単に作った硝子ならば融けるかもと思ってみたりしたので。



モロッコの硝子

もともとはこんなだったのですが



モロッコの硝子

600度でこんなになっちゃいました。


だいたい500度くらいから変色してきて(透明感が消えて緑がかってきて)600度でこんなの。



モロッコの硝子

硬度も増してしまっているようで、割れません。

実は、もとの水色のものは万華鏡用にいくつか砕いています。

その時より確実に硬いのです。


割れませんが、光に翳すとなんか透けてます。

表面だけ変質したようにも見えます。

次のカフェの時にでも、気合入れて割ってみようと思います。


さらに、何か機会があれば詳しい方に聞いてみたいと思います。


まあ、買い付けてきた業者さんのいうように、

きれいだし安いから・・・・・

壜に入れて光に翳して眺めてみることにします。