来年1月のドールショウ。
参加確定されたら、テーマは 『結晶研究所』 を予定しています。
ステルクララの森の奥、内地との境界となる稜線近くにある施設で、町の人々は「結晶工場」とも呼んでいます。
ここではさまざまな結晶の育成をしたり、構造の研究をしたり、鉱物の自結晶の面の角度を調査したりしています・・・・・という設定。
温室のような研究室にはさまざまな結晶が展示保管されています。
ここでもステルクララアイテムとして仕立てる予定で仕入れたモロッコの硝子。
天然の硝子、とのことです。
モロッコ人がそう主張しているようです。山で採れるらしい・・・・・・
硝子とは非晶質、硝子質のものを指します。
天然のものでは、隕石に因るリビアングラスやモルダバイト、雷に因る雷管石などがあります。
黒曜石も天然の硝子とよんでもいいかもしれません。
たとえば雷管石は、沙漠に落雷があり、雷の走った後、その周囲の砂に含まれる石英が融け、さらに急激に冷えて、雷が通った痕が管のようになっているというものです。
つまり二酸化珪素が融け、急速に冷えて固まれば硝子ができるというわけです。
これが天然の硝子なのであれば、やはり黒曜石と同様に火山岩の一種なのか、謎は残るのですが、
鉱物標本として人工的にこんな硝子を作って販売しようといても、儲けはないと思うのです。
大きな欠片は、鉱物っぽい。
見た目にはアクアマリンの結晶になっていない塊みたいです。
(ただし、アクアマリンよりずいぶん軽いです)
かなりきれいです。
気泡もあります。
このきれいさで鉱物を偽造するならば、いっそのこと美術品としての硝子を作ったほうが高く売れると思うのです。
謎を残したまま、とりあえずきれいなので、これはこれで販売することにします。
大きな欠片はドールショウにて販売。
小さな欠片(真ん中と左)は直径27mm×高さ50mmの標本壜に、ラベルと葉脈だけの葉っぱを添えて(冬の森と氷のイメージ)お届けします。